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建て方~上棟
2024-10-12
クライアントの思い
福島の中心部の街と山林の境界線上にある信夫山山麓(当計画地)で育った。
幼少期に感じた、信夫山の森の神秘、深さ、こわさ、それに分け入り登って頂上の烏が崎に立ってみたい気持ち。街で学んだものとはまた別の心の根となった。
その後、故郷を離れたが強いきずなと郷土愛を感じている 。
病魔に倒れ、言語障害と右半身まひを抱えたが、病との格闘やリハビリ経験が医師や療法士など医療関係者とのつながりを作る。この経験が信夫山プロジェクトの一面の基幹となっている。
そして福島愛を今の思いに押し上げたのが 3.11 原発崩壊、放射線散乱、信夫山がホットスポット化した瞬間であった。ブルーシートに覆われた町の姿、懐疑と怒り 、熱烈な復活への思いがこみ上げた。